どうも、「じゃらん旅」のシン(@Jonsop1995)です。
→2018年アジア大会開催地インドネシアの『パレンバン』について紹介!
8月18日からインドネシアでアジアンゲーム(アジア大会)が開催されています。そちらについて紹介しました!
今回は、インドネシアの医者である僕の恋人から入手した超貴重な「インドネシアのお医者さん事情」について紹介します。
インドネシアの医療事情や病院、保険については日本語でも色々な記事で紹介されています。しかし!!今回僕が紹介するのは、インドネシアでお医者さんになるためのプロセスや給料事情です。
日本語でインドネシアのお医者さんになるためのプロセスや給料事情について紹介する記事は僕が初めてなのかもしれません。それぐらい貴重な情報です。(ウェブサイトで検索した結果)
それでは、早速見ていきましょう。
目次
インドネシアの医学部のある大学
日本でお医者さんになろうと思うと、医大や医学部に入学しなければいけません。インドネシアでも同じです。
ただ、インドネシアは日本ほど医大が多くないため、ほとんどの学生は医学部(Fakultas Kedokteran)に進学し、そこから医者を目指します。
正直に言います。インドネシアでは医学部に進学、お医者さんになることは最も成功している職業の1つであり、非常に多くのインドネシア人が目指しています。
そのため、医学部(Fakultas Kedokteran)の倍率は、全ての大学でトップクラスなのです。
インドネシアでは、日本ほど大学の偏差値で優秀な学校かどうかが決まるわけではありません。大学の学部によって大きく偏差値が変わってきます。
もちろん、インドネシアトップの大学はある程度揃っています。
インドネシア 大学ランキング
1番 国立 インドネシア大学( Universitas Indonesia )
2番 国立 ガジャマダ大学( Universitas Gadjah Mada )
3番 国立 バンドン工科大学( Institut Teknologi Bandung / Institute of Technology Bandung )
されぞれ大変有名な大学でインドネシアの超エリートたちです。ただ、最近になってガジャマダ大学がインドネシアで1番になったとも言われているため、参考程度にどうぞ。
インドネシア大学、ガジャマダ大学には医学部があります。インドネシアで1番〜2番を争う大学の医学部は倍率も凄まじく、超狭き門をくぐり抜けてきたホンモノのエリート集団です。
ただ、インドネシアは汚職・賄賂の国。裏口入門や高いお金を払って入学している坊ちゃんも少なからずいるのかもしれません。←個人の見解なので、信ぴょう性は一切ありません。
ちなみに、バンドン工科大学はインドネシア国内最高峰の理系大学で、ある意味インドネシアで最も難易度の高い大学と言えます。
医学部の入学試験
入学試験は国立大学で1回、私立大学で2〜3回が一般的となっています。なぜ私立大学はなんども入学試験があるのかは不明ですが、、、
もちろん、大学によって入学試験の回数も変わってくるため、参考程度。
インドネシアの医学部の募集人数は80人〜150人!!!
ちなみに、日本の医学部の募集人数はだいたい60人〜100人となっています。(大学によって大きく異なります)
インドネシアの人口は日本の2倍以上の2億6000万人です。インドネシアの医学部の募集人数の少なさがよく分かります。。
入学金・学費
医学部の入学金・学費についてですが、国立大学、私立大学で大きく異なります。イメージとしては、一般的な4年生大学の2倍以上の金額です。
インドネシアの一般的な大学の授業料(国立)は、1セメスターで4〜5万円と言われています。
まず医学部に入学・在学するだけの資金がなければ、入ることする厳しいのです。国立大学でそのような状況なため、私立大学はお金持ちの家庭の子でなければまず通うことは不可能です。
現に、僕の恋人の友人の多くは自分用の車や高級バイクを乗り回しているようです。
医学部のカリキュラム
インドネシアの医学部は4年間大学で座学を学び、約2年間地方で研修。その後、約1年間のインターンシップをしなければいけません。ただ、インターンシップは場所を選択できるようです。カンプスに申請あり。
インターンシップ中の給料は2〜3juta(1.5万円〜2万円後半ぐらい)が一般的のようです。
ちなみに、お医者さんになるには4度の国家試験合格が必要となります。
7年間の学生生活を終えた後、晴れてお医者さんになれるのです。
ちなみに、お医者さんの月収は10〜20juta(8万円〜16万円ぐらい)が一般的のようです。インドネシア人の平均月収が約2万円〜3万円なので、いかに高給取りかお分かりだと思います。
PPDS(国公立のみ)に進学
次に、インドネシアのPPDSについてです。PPDSとは、Dokter spesialis(スペシャリスト)のことです。日本で言う、博士号的なニュアンスです。
多くのお医者さんは特定の部分に特化したスペシャリストになるために、PPDSに進学します。
骨や整形など20種類以上の専門分野に別れており、自身で選択することができます。
PPDSのメリット・デメリット
- 給料が跳ね上がる
- お医者さんとしてのステータス
- 分野に特化した手術ができるようになる
PPDSの最も大きな特徴は、その給料面です。専門分野や働く病院の数でも大きく異なるのですが、だいたい1ヶ月に100万円〜300万円の給料を手にすることができます。
デメリットは学生期間です。このPPDSに入学してしまうと、約4年〜6年間は働けず、大学に通うことになります。
そのため、多くのパターンはお医者さん同士で結婚し、1人はPPDSに入学し、もう1人は働きながら家計を助けます。PPDS卒業と同時に、働いて家計を助けていた人がPPDSに入学し、夫婦揃ってスペシャリストになるのが定番のようです。
PPDSに入学するには?
PPDSに入学するのは、かなり難易度が高いのです。必要なものは、紹介状(大学教授や病院からの)、入学試験、入学金30万円〜40万円です。
入学試験の倍率は非常に高く、試験は3回までしか受けることができません。(専門分野ごと)
この狭き門を超えた人だけが、30代中頃で月収100万円〜300万円の給料を獲得できるのです。
ちなみに、僕の彼女のおねいさんはインドネシア大学のPPDSをインドネシア国内1番の成績で卒業したレジェンドのようです。東京大学首席みたいな感じですね。
さいごに
いかがでしたか?
『インドネシアのお医者さん事情』について紹介しました。
僕の恋人もPPDSを目指しており、睡眠時間を削って毎日勉強しています。本当に大変で、ストレスのかかる生活をしているのだと重々理解しています。
ただ、僕は絶対に彼女には負けたくないです。そのためには、この貴重な20代の過ごし方が30代〜40代を大きく左右します。
まずは舵の部分となる思考から変えて行きます!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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