どうも、シン(@Jonsop1995)です。
今回は、『インドネシアの公用語』について紹介していきます。
突然ですが、みなさん!インドネシアってご存知ですか?
僕の経験上、インドネシアの名前は知っているけれど、場所、文化については知らない人が多いですかね。(笑)
ただ、日本人に人気の観光地「バリ島」があるので、少しは知られているかもしれません。
それでは次の質問です。インドネシアの公用語って分かります?
答えはそのまま、『インドネシア語』です。
しかし、日常生活でインドネシア語と触れる機会がない方は、まったくご存知ないでしょう。
インドネシア語の単語で有名なものは「テリマカシ(ありがとう)」です。
もしかすると、この単語を知っている方はいるかもしれません。
今回は、そんなインドネシアの公用語『インドネシア語』について詳しく解説して行きます。
それでは、早速見て行きましょう。
目次
インドネシアの公用語
それでは、『インドネシアの公用語』について紹介していきます。
冒頭でも少し紹介しましたが、インドネシアの公用語は『インドネシア語』です。
日本人にはあまり知られていないのですが、驚く事にインドネシア語の話者数って2億5000万人を超えるんですよ。
そもそもインドネシアの人口が世界第4位なんですけどね(笑)
そして、インドネシア人の平均年齢は20代後半とかなり若者が多い国なのです。
(日本は約46歳)現に、「インドネシアは2000年に入ってから急速な経済成長を遂げており、第二の中国になるのでは?」などと言われているのです。
ここがポイントです。

インドネシアは国土の広い国(世界14位)なのですが、中国(世界4位)、ブラジル(世界5位)、インド(世界7位)と比べると見劣りします。
しかし、インドネシアの最も魅力的なポイントは、排他的経済水域の面積なのです。
インドネシアは、世界の排他的経済水域面積ランキングで世界第3位!!
このことからインドネシアは、人口、経済成長、国土、排他的経済水域のトータル評価が世界トップクラスの国なのです。
そんな世界トップクラスの国で使用されている言語が『インドネシア語』なのです。
どうです?少し興味が湧いてきましたか?
インドネシア語はアルファベット
インドネシア・インドネシア語がどういうものなのか理解してもらえたと思います。
それでは次に、インドネシア語のスペルについて紹介していきます。
多くの日本人は、インドネシア語で使われている表記をご存知ないと思います。
そして、アラビア語やペルシャ語のような書き方をするのではないかと思っている人もいるかもしれませんが、アルファベットです。(笑)
ちなみに、下の画像がアラビア語などです。

意外ですよね。僕も最初はビックリしました(笑)
例えば、「ありがとう」という単語のスペルは、Terima Kasih(トゥリマ カシ)です。
「おはよう」は、Selamat pagi(スラマット パギ)になります。いかがです?
感が良い人ならすでに気が付いていると思いますが、インドネシア語の多くの単語は、日本で言うローマ字読みなんですよ。
もっと分かりやすい例を出すと、英語でBuy(バイ)という読み方をすることはご存知かと思います。
意味は、「買う」ですよね。しかし、ローマ字読みの場合、「ブイ」ですよね。
インドネシア語の場合、Babi(バビ)Bumbu(ブンブ)と言う読み方になるんです。
それぞれの意味は、Babi(豚)、Bumbu(タレ)です。
いかがです?完全なローマ字読みじゃないですか?
ローマ字読みで伝わってしまうほど、インドネシア語の発音は簡単なのです。
インドネシアの地方語
ここまでインドネシアの公用語『インドネシア語』について紹介してきましたが、インドネシアには地方語と呼ばれる言語が、500以上あります。
1つの国に500言語以上あるのです。
インドネシアの地方語は、日本語の関西弁、関東弁などの小さな違いではなく、それぞれの言語がまったく異なる形、発音、文法で形成されているのです。
その背景には、インドネシアに1万7000以上の島が存在することが関係しています。
中学校、高校の歴史の授業で習ったように、日本は島国のため海外から新しい文化、宗教などがなかなか入って来ませんでした。
インドネシアもまったく同じです。それぞれ1万7000の島が昔の日本のような状態だったのです。
そのことが原因で独自の言語、文化、民族が形成されていき、気が付いた頃には莫大な数へと増えていったのです。

現在のインドネシアでは、国語としてインドネシア語が使われていますが、地方語は今も根強く残っています。
(正確には、貴重な文化として後世に残そうとしている)
そして、インドネシアの地方語にも話者数に大きな差が出ており、8400万人以上に使用されている地方語もあれば、100人未満の地方語もあります。
それでは、インドネシアで有名な地方語について紹介していきます。
ジャワ語
インドネシアで最も話者数の多い地方語です。その数は、8400万人以上。
その辺の国の公用語と変わらないぐらいの話者数です。
日本語話者数とたった5000万人しか変わりません。
ジャワ語は、インドネシアのジャワ島で使用されており、ジャワ島は日本の半分ほどの面積があります。
そのため、地方によって多くの方言が存在します。
スンダ語
次にスンダ語です。その話者数は、3000万人以上。
ジャワ島の西部、特にバンドンと呼ばれる地域で話されている言語です。
スンダ語が話されている地域はジャワ島にあるのですが、ジャワ語ではない独自の進化を遂げた言語、地域です。
バリ語
最後に、日本人にも馴染み深いバリ島の言葉『バリ語』です。その話者数は、300万人以上。
ジャワ語とバリ語は似た書き方をするのですが、まったくの別物です。
インドネシア語のルーツ
ここまでインドネシアの公用語『インドネシア語』と『地方語』について紹介してきましたが、インドネシア語のルーツについても触れたいと思います。
インドネシア語のルーツは、マレー語(ムラユ語)と呼ばれる言語です。
この言語は、貿易で栄えていたマレー半島で使用されており、交易を目的とした言語でした。
その後、マレー語は発展していき、マレーシア、インドネシア、フィリピンなどに広がっていきました。
インドネシア植民地時代、18〜19世紀にオランダの植民地として栄えていたバタヴィア(現在のジャカルタ)でもマレー語が使用されていました。
これについては話すと長くなるので割愛します(笑)
その後、インドネシアがオランダから独立するときに、インドネシア(この時はインドネシアではない)で使用されていたマレー語を『インドネシア語』と国語に定めたのです。
そのため、正確にはマレー語(インドネシア方言)なのです。
イメージとしては、関東弁(マレー語)が関西弁(インドネシア語)に変わっていき、関西弁が国語になった感じです。
ちょっと説明が下手ですいませんww
インドネシア語ができるとマレーシアでも会話ができる
先ほど、先ほどインドネシアで使用されていたマレー語をインドネシア語に定めたと紹介しました。

インドネシアの人口とマレーシアの人口合わせると、3億以上!!!
インドネシア語を学ぶだけで3億人以上と話することができるのです。
魅力的じゃないですか??一石二鳥とはまさにこのこと!!
ただ、もちろん落とし穴もありますよ。
それは、インドネシア語とマレーシアで使われているマレー語には微妙な違いがあるということです。
しかし、文法や単語の形は80%以上同じと言われています。
では何が違うのか?
インドネシア語とマレー語の違い
インドネシア語とマレー語は80%程度同じだと言われていますが、微妙な違いがあります。
それらの違いについて紹介していきます。
単語の違い
インドネシア語で「mobil(モビル)」’車’という意味のある単語がありますが、マレーシアでは 「mobil(モビル)」’列車’という意味になります。
インドネシア語で’列車’という意味の単語は「kereta api(クレタ アピ)」ですが、マレーシアだと同じ’列車’という意味になります。
このような小さな違いがあるのです。ただ、文法や単語は同じ場合が多いので、意味の違いに気をつけましょう。
もっと詳しい情報はこちらから
関連記事:80%同じだと言われているマレーシアとインドネシアの言葉を比較してみた!
ビジネスで使われている言葉
では次に、インドネシアのビジネス面でインドネシア語を見ていきましょう。
もちろん、インドネシア語が公用語の日系企業もあるのですが、ビジネスの基本は英語になります。
恐らく、インドネシア語をできる外国人が少ないことや国際会議を想定するため、英語が基本となっているのでしょう。

他には、インドネシア人との取引や事業をする際にはインドネシア語が使用されたりします。
そのため、インドネシアに進出している日系企業では、インドネシア語のできる人材を必要としていることも事実です。
おまけなのですが、インドネシアでビジネスをする場合、英語ができなければ現地のインドネシア人から舐められるそうです。
それほど、インドネシアでは英語が必要とされており、当たり前になっているのです。
インドネシアで働く
この記事を読んでくださっている方の中には、インドネシア(ジャカルタ)で働きたいと考えている人もいるでしょう。
インドネシアの現地採用(インドネシアに進出している日系企業)として働くために必要な考え方、給料、福利厚生などを紹介しています。参考になさってください!
「自分のスキル、学歴ではインドネシアで就職は無理かも。。」と考えている人!まずは、現地の人材会社に相談して見てください。
求人自体はあるのですが新卒や25歳以下の方が就活される場合、インドネシアの就労ビザを取得するのが難しくなってきます。
仮に1年間のビザが取れなくても、半年の就労ビザは取れる可能性があります。インドネシアで働く望みを簡単に捨てないでください。
インドネシア語の需要
ここまでインドネシアの国語について紹介してきましたが、インドネシア語には需要はあるのでしょうか?

これから、第二言語、第三言語として外国語を学ぼうとしている人は、ぜひインドネシア語を学んで見てください!!
インドネシア語って難しい?
「インドネシア語の需要は理解できたけど、 インドネシア語って難しいの?」と思っている人も多いでしょう。

インドネシア語はアルファベットを使用しています。
そのため、わざわざ新しい文字を覚える必要はありません。
さらに、中国語やベトナム語のように、発音で意味が変わる言語でもないので独学でも勉強しやすい言語です。
そして、文法も複雑ではなく、パターンを覚えてしまえば簡単にマスターできます。
これらのことから、インドネシア語は世界で最も簡単な言語の1つであると言われているのです。
需要が高く、簡単な言語ですよ!超お得な言語なんです。
インドネシア語の可能性
最後に、インドネシア語の可能性です。
現在のインドネシアは急速な経済成長を遂げており、豊富な資源を元にこれからも成長し続けていくと予想されています。
インドネシアの人口も毎年増えており、現地に工場を作る日系企業も多くなっています。
多くの日本人は、知らず知らずのうちにインドネシア製の商品を使っている可能性が非常に高いのです。
そして、現在の日本には、インドネシア語学習者が全くいません。
ところで、皆さんは「インバウンド」や「ハラル」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
ハラルとは、ムスリム教徒が安心して食べることのできる料理(豚・酒が入っていない)の意味があります。
このハラル事業が、日本では活発になってきており、世界最大のイスラム国家であるインドネシアからの観光客を誘致できるインバウンド事業となっています。
ハラル事業、インバウンド事業が進んでいけば、インドネシア人観光客がどんどん増えていきます。
その頃には、中国語よりもインドネシア語の方が必要とされるかもしれませんよ?(笑)
インドネシア人の性格
さいごに、そんなインドネシア語を話すインドネシア人の性格についてです。
僕は3年間付き合っているインドネシア人女性の恋人(婚約者)がいます。
3年間も付き合っていると、インドネシア人女性と特徴が手に取るように分かってくるんですよ。(笑)
こちらの記事では、僕の3年間の経験からインドネシア人女性の傾向について超細かく解説しています。
さいごに
いかがでしたか?
『インドネシアの公用語』であるインドネシア語について紹介しました!
インドネシア自体の知名度は低いにも関わらず、インドネシア語の需要は高まっているのです。
そんなお得な言語なのですよ。
僕自身、インドネシア語を4年間勉強してきて多くのことに気づきましたし、インドネシア語の大切さも理解してきました。
皆さんに、インドネシア語の魅力をお伝えできれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!